在モスクワの欧州ビジネス協会(AEB)が5日発表した2021年7月のロシア国内の新車販売台数(乗用車、小型商用車)は前年同月比6.5%減の13万2640台と4カ月ぶりに減少に転じた。半導体不足が影響した。AEB自動車製造業者委員会(AMC)のStaertzel委員長は、今後数カ月は世界的な電子部品の不足による世界的な減産の影響が出ると予想している。1~7月の累計販売は前年同期比28.4%増の95万3760台となった。


■首位ラーダは11カ月連続で増加

7月のブランド別の販売台数は、首位の最大手アフトワズのラーダが2.7%増の3万2013台と11カ月連続で増加した。起亜は5.4%減の1万7071台と5カ月ぶりに減少に転じたが、3位から2位に上昇。現代自動車は6.5%減の1万3383台と4カ月ぶりの減少で、2位から3位に後退した。

4位のルノーは3.3%減の1万1223台と4カ月ぶりの減少。シュコダは35.8%減の7921台と減少に転じたが、6位から5位に上昇した。トヨタ自動車は11.1%減の7908台と4カ月ぶりに減少したが、7位から6位に上昇。フォルクスワーゲン(VW)は33.2%減の7171台と減少に転じ、5位から7位に後退した。GAZ LCVは29.2%増の4640台で4カ月連続の8位。日産自動車は32.3%減の3599台と減少に転じ、4カ月連続の9位。奇瑞汽車が248.3%増の3009台と前月に続いて急伸し、11位から10位に浮上。長城汽車のHaval(哈弗)ブランドは60%増の2932台で10位から11位に後退した。



2021/8/6

 

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