塗料大手の米PPGは12日、北アフリカのモロッコ・タンジェ(タンジール)に開設した新工場で自動車用シーラントの製造を開始したと発表した。同社としてアフリカ大陸で初の自動車用コーティング材生産拠点となる。


同工場で製造したシーラントはルノーのタンジェ工場とカサブランカ工場に納入される。ルノー傘下のダチアブランド車で採用された。PPGは今後、ルノー以外の自動車メーカーへの拡販も目指す方針だ。

■23年の生産台数は70万台=シンクタンク

同国のシンクタンクであるニューサウス・ポリシーセンターによれば、同国の自動車生産台数は2000年の10万台から2019年には40万台まで増加。2023年には70万台まで増える見通しとなっている。このことから、PPGは現在、自動車向けの接着剤やコーティング材などを同国で生産することも検討しているという。

2021/8/13

 

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