ソフトウエア開発の米アンシス(Ansys)とバーチャル・テストドライビング技術の独IPGオートモーティブはこのほど、両社が協業し、先進運転支援システム(ADAS)機能や自動運転車の開発と統合、検証を迅速化すると発表した。

アンシスのリアルタイム光学的シミュレーション「VRXPERIENCE」を利用することで、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)試験、物理的なセンサーシミュレーション、組込みソフトウエア制御の統合やヘッドランプシミュレーションが可能となり、シミュレーションデータの管理やシステム安全性の解析につながるという。

IPGのバーチャルテストドライビング「CarMaker」には、インテリジェントなドライバー、詳細な車両、道路・交通状況の柔軟なモデルで構成されるすべての環境が備わっており、テストドライブが柔軟性のあるバーチャルテストドライビングで実現できる。

この2つを組み合わせることにより、両社の顧客はセンサーの設計と性能を検証し、妥当性を確認して開発を加速し、市場への投入を早めることができるとしている。

2021/8/20

 

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