韓国の現代自動車と米自動車部品大手アプティブ(Aptiv)の合弁会社で、自動運転車を開発する米モーショナル(Motional)は8月31日、現代自が今年4月に発表した電気自動車(EV)「アイオニック(IONIQ)5」をベースに開発した自動運転タクシー(ロボタクシー)を発表した。配車大手の米リフト(Lyft)とのパートナーシップを通じ、2023年初めから米国で運用を開始する計画。9月7~12日に独ミュンヘン市で開催される国際自動車見本市の「IAAモビリティ」で初公開する。

モーショナルは2020年2月、自動車部品大手の米デルファイ・オートモーティブからスピンオフして設立されたアプティブと現代自折半出資で設立。同年12月にはリフトが23年から米国の主要都市に導入するライドヘイルサービス向けに自動運転技術を供給すると発表していた。

■「レベル4」の自動運転機能搭載

IONIQ5のロボタクシーは、特定の区域などの条件付きでドライバーが関与せず走行可能な「レベル4」の自動運転機能を搭載する。現代自は、EV専用プラットフォーム「E―GMP」に構築されたアイオニック5を、完全自動運転車用のプラットフォームに進化させたとしている。

2021/9/1

 

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