インドの自動車大手タタ・モーターズはこのほど、インド南部の53都市で1日に70カ所の販売店を開設したと発表した。同社にとって過去最大規模の販路拡大となる。新店舗では「ニュー・フォーエバー(New Forever)」シリーズの乗用車や電気自動車(EV)を販売する。

カルナタカ州ベンガルール(旧バンガロール)とタミルナド州チェンナイ、テランガナ州ハイデラバード、ケララ州コーチに計32のショールームを新たにオープン。このほか内陸部に直営店38店舗を開設した。

これにより、同社の販売店網はカルナタカ州とタミルナド州、連邦直轄地ポンディシェリ、テランガナ州、アンドラプラデシュ州、ケララ州を含むインド南部で272店舗、インド全体では980店舗に拡大した。

■南部市場で積極展開

同社のセールス・マーケティング&カスタマーケアを担当する乗用車事業部門副社長のラジャン・アンバ氏は「インド南部は業界全体の売り上げの28%を占めており、こうした新興市場で戦略的に事業を展開することは非常に重要だ」と説明した。同社はインド南部で12.1%の市場シェアを確保している。

2021/9/8

 

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