低速EV(電気自動車)メーカーの豪アプライドEV(旧AEVロボティクス)はこのほど、自動運転車向けソフトウエア開発の英オックスボティカ(Oxbotica)と提携することで合意したと発表した。各種産業用や宅配用の自動運転車のEVを共同開発する。


アプライドEVが帝人と共同開発した多目的プラットフォーム(車台)の「ブランク・ロボット(Blanc Robot)」にオックスボティカが開発する自動運転システム用のソフトウエア・プラットフォームを組み合わせる。

■英国内で配送実験へ

ロイター通信によると、両社はまず英国内での実験を目指す方針。オックスボティカは今年4月に英国のインターネット通販大手であるオカド(Ocado)から1000万ポンド(約15億円)の出資を受け入れており、オカドが英国内の事業でオックスボティカとアプライドEVの共同開発車両の実験を行うもようだ。

アプライドEVは通信大手の英テルストラと米ゼネラル・モーターズ(GM)の元幹部が立ち上げたベンチャー企業。同社のジュリアン・ブローデント最高経営責任者(CEO)はオックスボティカとの提携について「12カ月以内にかなりの成果が得られるだろう」と語った。

2021/9/13

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する