ドイツの自動車用ケーブルメーカー、レオニ(Leoni)はこのほど、東欧のセルビア中部クラリェヴォ(Kraljevo)で新工場を開所したと発表した。同社のワイヤリング・システム部門(WSD)が運営し、自動車メーカー向けの各種ケーブルなどを製造する。

投資額は5000万ユーロ(約65億円)に上る。床面積は6万平方メートルで、このうち生産エリアの床面積は4万5000平方メートルとなっている。

雇用創出については2023年末のフル稼働時に最大5000人を計画しており、セルビア国内の民間企業による雇用としては最大規模になるとした。

レオニは2009年にセルビアに進出。南部のプロクプリエ(Prokuplje)とドリェヴァツ(Doljevac)、ニシュ(Nis)に工場を保有している。同社は2018年9月にクラリェヴォ工場の建設を決定。その際には2020年前半の開所を想定していたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響などもあって遅れたとみられる。

2021/9/16

 

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