自動運転車や先進運転支援システム(ADAS)対応車両の正確な位置特定のためのグラウンド・ポジショニング・レーダー(GPR:Ground Positioning Radar)を提供する米ウェーブセンス(Wavesense)は16日、社名を「GPR」に変更するとともに、次世代レーダーの「Aegis」を発表した。


新社名はGPRを業界標準として確立する活動へのシフトを反映している。同社のレーダーは、ほぼすべての条件下で機能する車両位置特定機能を提供し、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車の業界標準になるとしている。

■悪天候下や明確な車線表示がない場合も位置特定

GPRは車両の下にある道路の基礎構造をマッピング。長期間にわたって完全な独自性と安定性を示し、マッピングされたエリアを走行中のGPR搭載車両は、悪天候下や明確な車線表示や目印がない場合、駐車場内など、車両を取り巻く状況に関係なく、高い精度と信頼性で、素早く位置を特定できるという。

AegisはGPRの第3世代レーダーで、自動車メーカーが連続生産に向けて試験中。現行のレーダーよりも80%小型で、低消費電力でありながら、性能を改善した。

2021/9/21

 

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