三井化学は9日、韓国のSKCとの折半出資で2015年に設立したポリウレタン(PU)原料事業の合弁会社、三井化学SKCポリウレタン(MCNS)の合弁契約を解消すると発表した。高機能製品などに経営資源を集中させたい三井化学と、グローバル進出などの成長を重視するSKCの事業方針の違いが生じるようになったことから、合弁を解消し、それぞれの戦略に基づき事業を展開していくことを決めた。


MCNSの日本法人は12月末までに解散し、来年1月1日から三井化学の基盤素材事業本部ポリウレタン事業部として営業を開始する。韓国法人は来年3月中に三井化学保有の株式を有償減資し、SKCの単独出資に切り替える。

2021/10/1

 

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