欧米自動車大手ステランティスは7日、米インディアナ州ココモ市にある3工場に計2億2900万米ドルを投資して改修を行うと発表した。第4世代の8速トランスミッションを製造するための措置としている。


ココモ変速機工場とココモ鋳造工場、インディアナ変速機工場の3カ所を改修する。今回の投資により、3工場で計662人の雇用が維持される。ステランティスは今年7月、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、電池などの開発と生産準備に向けて2025年までに300億ユーロ(約3兆9000億円)超の投資を行う計画を発表。今回の投資も同計画に含まれるとした。

■エンジン車とマイルドHV、PHVで搭載可能

第4世代の8速トランスミッションは化石燃料を使用する内燃エンジン車だけでなく、マイルドHV、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)の変速機として搭載可能。ステランティス傘下のジープやラム、クライスラー、ダッジといった旧フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)系のブランドのモデルで採用される見通しだ。

2021/10/8

 

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