曙ブレーキ工業は18日、同社製のフロント4ポットディスクブレーキキャリパーと銅フリーブレーキパッドが、中国の浙江吉利控股集団とスウェーデンのボルボ・カー・グループ(ボルボ・カーズ)との合弁ブランドであるLynk & Co(領克)のスポーツタイプ多目的車(SUV)「05+(ゼロファイブ・プラス)」に採用されたと発表した。同ブランドに曙ブレーキ工業の製品が採用されたのは初めて。


今回採用されたブレーキキャリパーは、曙ブレーキがF1などのモータースポーツ用ブレーキの開発で培った高い制動性能や軽量化と高剛性の両立という同社ならではの技術を活用して開発されたオポーズドタイプ(対向ピストン型)の製品。納期を短縮するため、コンピューターシミュレーション評価技術を新たに構築し、開発期間を従来に比べ大幅に短縮したという。

2021/10/19

 

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