自動車用シーリングと防振システムの米ヘニゲス・オートモーティブ・ホールディングス(Henniges Automotive Holdings)の独子会社は22日、ドイツの裁判所に北西部ニーダーザクセン州レーブルク=ロックム(Rehburg-Loccum)の工場とテクニカルセンターの破産を申請した。これ以外の拠点は影響を受けず、今後も事業を継続するという。


新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と半導体の供給不足が独事業の売上高の大幅減につながり、原材料費の高騰によって事業継続が困難になった。

ヘニゲスは米ミシンガン州オーバーンヒルズに本社を置き、主要自動車メーカーにドアやウインドー、トランク、リフトゲート、サンルーフ、フード用のシーリングシステムを供給。米国のほか、カナダ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、ポーランド、チェコ、中国に生産拠点を保有し、従業員数は8700人に上る。

2021/10/26

 

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