自動車部品大手の独ボッシュは10月29日、車載半導体の生産能力増強のために4億ユーロ(約530億円)を追加投資すると発表した。2022年中に実行する。


ドイツ東部ザクセン州ドレスデンと南西部バーデン=ヴュルテンベルク州ロイトリンゲン(Reutlingen)にある車載半導体の工場を拡充するほか、マレーシアのペナン州にある工場では試験施設を新設する。

■クリーンルームなど拡張

投資額の大半は今年6月に開所したばかりのドレスデン工場に振り向けられる。同工場では1枚のウエハーのチップ収量が3万1000に上る300mmウエハーを生産している。ロイトリンゲン工場には5000万ユーロ(約66億円)を投資し、200mmウエハーを製造するためのクリーンルームを拡張する。

■ペナン工場の試験施設は23年中に開所

ペナン工場の試験施設は2023年中に稼働を開始する予定で、当初の床面積は1万4000平方メートル。従業員数は400人としている。

2021/11/1

 

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