自動車部品大手の米ボルグワーナー(本社:ミシガン州アーバンヒルズ)は10日、自動車メーカー大手の複数の乗用車やトラックを含む電気自動車(EV)プラットフォーム(車台)に高電圧シリコンカーバイド(SiC)インバーターを供給する契約を締結したと発表した。同社の主力SiCインバーターの受注としては最大規模で、北米では初の受注となる。供給先の企業名は公表していない。2024年の供給開始を予定する。

ボルグワーナーのSiCインバーターは、高効率のエネルギーと低質量、最適化されたサイズ、高いドライブサイクル効率、高出力密度、スケーラブル性の高い設計などが特長。

今回、供給するインバーターは、ボルグワーナーの「ヴァイパー(Viper)」シリーズがベース。SiC材料で製造することで、従来のインバーター技術と比較し、より高い電圧で動作し、より高い電流密度を実現するとしている。

2021/11/11

 

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