英豪系資源大手リオ・ティントは16日、東欧スロバキアの新興の電池メーカー、イノバット・オート(InoBat Auto)に出資すると発表した。スロバキア西部ヴォデラディ(Voderady)のイノバットの研究開発(R&D)センターとパイロットラインの完成を支援する。出資額や出資比率は公表していない。

イノバットは2019年の設立で、セルビアを含む各国に乗用車と商用車、モータースポーツ、航空宇宙分野向けの電池を生産する「ギガファクトリー」を建設することを計画している。

■リオは東欧セルビアでリチウム生産へ

リオ・ティントは今年7月、電気自動車(EV)向け電池の需要増を受け、東欧セルビア西部ジャダール(Jadar)のリチウム事業に24億米ドルを投資すると発表。関連施設を2022年から4年かけて建設する計画で、投資については年内に最終決定するとしていた。ロイター通信によれば、同事業により、リオ・ティントは少なくとも向こう15年間は欧州最大のリチウム供給企業になる見込み。

2021/11/17

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する