米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は17日、テキサス州シャーマンで新たに300mmウエハー工場の建設を来年中に開始すると発表した。エレクトロニクス、特に産業用と車載用市場で見込まれる半導体事業の継続的な成長に対応する。将来的な半導体の需要を満たすために最大4つの工場を建設する可能性があり、第1工場と第2工場の建設は2022年に開始する予定だ。


第1工場での生産は25年中の開始を見込む。4工場を建設した場合、総投資額は約300億米ドルに達する可能性があり、3000人の直接雇用を支えることになるという。

■ユタ州の工場は23年稼働へ

新工場は、既存の「DMOS6」(テキサス州ダラス)と「RFAB1」(テキサス州リチャードソン)、来年下半期(7~12月)に生産を開始する予定の「RFAB2」(テキサス州リチャードソン)を含むTIの300mmウエハー工場を補完するもの。同社が最近、取得した「LFAB」(ユタ州リーハイ)は2023年初めの生産開始を予定する。

2021/11/19

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する