車載半導体大手の蘭NXPセミコンダクターズはこのほど、米フォード・モーターがグローバルに展開するモデルのドライバー体験と利便性、サービス向上のために同社と協力したと発表した。

フォードのネットワーク接続型車載アーキテクチャーに、NXPの車載ネットワーク・プロセッサーと「i.MX 8」シリーズ・プロセッサーを採用することにより、顧客のライフスタイルを改善しするとともに所有に伴う手間を低減し、クルマの価値を向上させるとしている。

NXPの車載ネットワーク・プロセッサーはセキュアな車内ネットワーキングを提供し、迅速なOTA(オーバー・ジ・エア)によるソフトウエア・アップデートと新たなサービスの展開を可能にする。同時に、継続的な製品の改善や、クルマのメンテナンスなどのデータ主導型サービスのサポートのため、自動車のディープ・データ処理とクラウドへの送信を行う。

NXPのi.MX 8シリーズ・プロセッサーは、フォードの車載情報システム「SYNC(シンク)4」による鮮明なグラフィックを使用した先進的なマルチメディア・ユーザー・エクスペリエンスの提供を可能にし、車内の居住性向上、クラウド・サービス、音声認識強化、ロケーションベース・アプリケーションを実現するという。

2021/11/22

 

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