燃料電池車(FCV)と電気自動車(EV)を開発する新興電動車メーカーの米ニコラ(Nikola)は17日、EVセミトラック「トレ(Tre)」2台を米カリフォルニア州のドレージ輸送会社のトータル・トランスポーテーション・サービシズ(TTSI)に初めて納車したと発表した。


■23年までにEVとFCVを計100台供給へ

TTSIはニコラからトレのEVを30台、燃料電池車(FCV)を70台、それぞれ調達する基本合意書を交わした。ニコラはまず、トレのEV2台とFCV2台を実験車両として納車。続いて2022年中にEV30台、23年中にFC70台をそれぞれ納入する。

ただし、TTSIがロサンゼルスとロングビーチの港湾でトレのパイロットモデルによる試験運用で満足が行く結果が得られることと、TTSIが政府から補助金を獲得できることが納車の条件となる。

TTSIによると、毎月1万3000?1万4000台のトラックがロサンゼルス港とロングビーチ港に立ち寄り、年間で約2600トンの窒素酸化物(NOx)を排出しているという。

2021/12/21

 

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