豊田通商グループのエレクトロニクス商社のネクスティ・エレクトロニクスは12月28日、同社と韓国子会社のTOYOTA TSUSHO NEXTY ELECTRONICS KOREAが、ライダー(Lidar、レーザー光線を使った距離計測技術)用知覚ソフトウエアと自動運転車技術を開発する韓国のビューロン・テクノロジー(Vueron Technology)と協業を目的とした覚書(МOU)を締結したと発表した。


■自動交通管制などのソリューション提供

ネクスティは協業により、ビューロンのライダーを使った衝突防止やスマートシティーを実現するための自動交通管制などのソリューションを国内の顧客に提供し、安心安全な街づくりに貢献するとしている。

ビューロンはライダーによる識別・認識について高い技術を持ち、ライダー技術を開発するイスラエルのイノビズ・テクノロジーズ(Innoviz Technologies)や、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車向け画像処理技術を持つ韓国のストラドビジョン(StradVision)などと提携。車両の衝突防止以外にも、ライダーベースの知覚ソリューション「View.One」を基盤とし、配達ロボットや無人船舶、監視ロボットなど、多様な無人移動体向けにソリューションを提案している。

2022/1/4

 

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