ドイツの自動車部品大手ZFは4日、米ラスベガスで開幕したデジタル技術見本市「CES」で、高性能コンピューティング・プラットフォーム「ビークル・モーション・ドメイン(VMD)コントローラー」を発表した。

VMDコントローラーは、あらゆるシャーシ・プラットフォーム、車両制御機能、次世代のソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)やドメイン型およびゾーン型E/Eアーキテクチャーに適合するセントラル・コンピューター。車両制御やパワーマネジメントなど、さまざまな車両機能を統合するように設計されており、1つのユニットでシャーシと車両機能を調整し、ECU(電子制御ユニット)の追加なしで車両制御機能を統合することが可能。5万5000DMIPS(ドライストンMIPS)という高性能なリアルタイム機能とアプリケーションでSDVに対応する。

また、より高いレベルで自動化するため、高性能VMDコントローラーを先進運転支援システム(ADAS)と自動運転アプリケーション用の高性能コンピューティング・プラットフォーム「ProAI」に接続することも可能という。

2022/1/6

 

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