韓国のLG化学は11日、韓国・慶尚北道の亀尾市でリチウムイオン電池用の正極材料を製造する新工場を起工したと発表した。ニッケル、コバルト、マンガンの三元系(NCM)正極材にアルミニウムを加えた4元系(NCMA)正極材を製造する。正極材を製造する単独の工場としては世界最大級の規模になるとしている。

新工場への投資額は2025年までに5000億ウォン(約483億円)で、亀尾国家産業団地内の6万平方メートルの敷地に建設する。正極材の生産能力は年間6万トンとなっており、航続距離500キロメートルの電気自動車(EV)に換算すると50万台分に相当するという。

LG化学は今後も正極材の生産能力を強化する方針で、年産能力を現在の8万トンから2026年には26万トンまで引き上げたい意向だ。

2022/1/12

 

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