椿本チエインは2月28日、インド地域でのマテリアルハンドリング(マテハン)事業のビジネス拡大を図るため、連結子会社の椿本バルクシステム(TBS、本社:大阪府豊中市)の子会社として、「Tsubaki Conveyor Systems India」(社名登録申請中)を西部マハラシュトラ州プネに設立したと発表した。従業員は130人で、粉粒体搬送システムや自動車業界向け搬送システムのほか、各種マテハンシステムのエンジニアリング、製造・販売を手掛ける。


椿本チエインは、インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)傘下のMahindra Engineering & Chemical Products(MECP)と長年、協業関係にあり、同社子会社のMahindra Conveyor Systems(MCS)発足時にTBSが8.5%を出資。2014年7月にはMCSの株式42.5%を取得して合弁会社のMahindra Tsubaki Conveyor Systems(MTC)を設立し、粉粒体搬送コンベヤをはじめ、マテリアルハンドリングを中心にインド市場での事業拡大を図ってきた。

今回、インド市場での幅広いソリューション提供体制の強化を狙いに、MECPが保有するMTCの株式49%をTBSが追加取得し、100%子会社とした。これにより、主力のセメント業界向けや自動車業界向け搬送システムに加え、バイオマスをはじめとするさまざまな業界の粉粒体搬送システムの販売に注力し、インド市場でのマテハン事業拡大と「つばきブランド」の浸透を図る。

2022/3/1

 

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