独BMWは3日、米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場でプレス工程を増設するために2億米ドルを投資すると発表した。新規雇用創出は200人に上るとしている。


増設分の床面積は21万9000平方フィート(約2万350平方メートル)で、2024年の夏に稼働を開始する見通しだ。スポーツタイプ多目的車のBMW「X」シリーズ向けのドアやフェンダー、ボディー側面、リフトゲートなどを製造する。

■シューラー製のプレス機を導入

増設分の工程には独シューラー(SCHULER)製のプレス機を導入する。現在は45人の技術者をドイツや英国にあるBMWの工場に派遣し、研修を受講させている。講師にはシューラーのエンジニアも含まれているという。

スパータンバーグ工場は1992年の開所で、現在の従業員数は1万1000人となっており、年産能力は45万台に上る。昨年の生産実績は43万3810台だった。

2022/3/4

 

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