米カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置くSEAエレクトリックは9日、ミシガン州ファーミントンヒルズで開催中のトラック見本市「ワーク・トラック・ウイーク(WTW)2022」で、電気自動車(EV)のクラス6のステップバン「SV6 EV」を発表した。同社は同モデルが北米のステップバン市場のゲームチェンジャーになるとしている。

SV6 EVの中心となるのは、同社独自の電動パワートレイン「SEA-Drive」。アクティブな熱管理を必要としないため、軽量で費用対効果と効率性が高いシステムという。

138キロワット時(kWh)の電池パックを搭載し、最高出力は335hp、最大トルクは1845lb―ftで、航続距離は最長170マイル(約273.6キロメートル)。最大100キロワット(kW)での高速充電に対応する。

■クラス3~5のバンも開発中

電池の保証期間は5年間で、システムの保証は3年間または5万マイル(約8万467キロ)まで。同社はクラス3とクラス4、クラス5のステップバンの開発も進めている。

SEAエレクトリックは2012年に豪州で設立。当初は配送車両やスクールバス向けに電動パワートレインを開発。豪州のほか、ニュージーランド、米国、タイ、インドネシア、南アフリカを含む6カ国に製品を展開している。先には欧州拠点を英国に設立している。

2022/3/10

 

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