自動運転車の開発向けシミュレーションとソフトウエアツールのプロバイダーである米アプライド・イントゥーション(Applied Intuition)は14日、 主力製品の「CarSim」で知られるビークル・ダイナミクス・シミュレーション・ソフトウエアのプロバイダーであるメカニカル・シミュレーション(Mechanical Simulation)を買収したと発表した。買収額は公表していない。


メカニカル・シミュレーションは25年以上にわたり、ビークル・ダイナミクス・シミュレーション・ソフトウエアの開発と販売を手掛けている。同社の製品であるCarSim、TruckSim、BikeSim、SuspensionSimは、実際の車両の挙動を正確かつ現実的に予測することが可能。同社は世界の200社以上のメーカーやティア1サプライヤー、数百の大学や政府の研究グループをサポートしている。

■高精度シミュレーションと検証ツール提供へ

メカニカル・シミュレーションの精密なビークルダイナミクスモデルは、アプライドの自律シミュレーションサービスを補完するもの。アプライドは今回の買収により、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車の開発向けに、世界で最も高性能かつ高精度なシミュレーションと検証のためのツールを提供することを目指す。

2022/3/15

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する