韓国のサムスングループ傘下の電池セルメーカー、サムスンSDIは14日、京畿道水原市霊通区にある研究開発(R&D)センターで、全固体電池を製造するためのパイロットラインの建設を開始したと発表した。同ラインの規模は約6500平方メートルの予定。投資額は公表していない。

全固体電池のパイロットラインは「Solid(固体)」「Sole(唯一の)」のほか、社名のサムスンSDIの3つの単語の頭文字のSを取り、「Sライン」と命名した。

Sラインにはカソード(正極材)と固体電解質を製造する設備やシステムを導入し、電池セル内でイオンが円滑に移動できるように組み立てるなど、新しい生産方式とインフラを採用する計画。

サムスンSDIは、Sラインを通じて市場をリードする研究成果を挙げ、全固体電池の製造技術を確立したい考えだ。

2022/3/16

 

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