インドの自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は3月30日、イタリアの建設機械メーカーのプラマック(Pramac)とパートナーシップを締結し、ジャガーの電気自動車(EV)「Iペース(I―PACE)」に搭載された電池を二次利用したゼロエミッションのエネルギー貯蔵ユニットを開発したと発表した。


オフグリッド・バッテリー・エネルギー・ストレージ・システム(ESS)と名付けられたプラマックの技術は、Iペースのプロトタイプや技術テスト車両の電池から取り出したリチウムイオン電池セルを搭載。主電源へのアクセスが限られているか利用できない場合に、ゼロエミッションで電力を供給することができる。

両社のパートナーシップは、EV用電池の新たな循環型経済ビジネスモデルを構築するというJLRの計画の第1弾。2039年までに排出ガス排出量実質ゼロの達成を目指すというコミットメントの一環として、EV用電池の二次利用などを実現するプログラムを立ち上げる予定という。

2022/4/1

 

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