固体電池技術の開発会社である米ブルーカレント(Blue Current)はこのほど、本社のあるカリフォルニア州アラメダ郡ヘイワード(Hayward)市で試験工場を建設すると発表した。同社として初のメガワット時(MWh)級の生産施設となる。


投資額は3000万米ドルで、石油やエネルギー、金融を主力事業とする大手複合企業の米コーク・インダストリーズ傘下の投資会社であるコーク・ストラテジック・プラットフォームズ(KSP)が出資する。試験工場の床面積は2万2000平方フィート(約2044平方メートル)。

ブルーカレントは2016年から固体電池の開発を進めており、シリコンベースのアノードを使用した固体電池技術に強みを持つ。同社は自社開発の電池の名称を「Silicon elastic composite battery」と呼称しており、自動車業界の複数の顧客と初期段階のテストを実施しているという。

2022/4/12

 

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