米フォード・モーターは14日、2022年第1四半期(1~3月)の合弁事業を含む中国の販売台数が前年同期比18.8%減の約12万5000台だったと発表した。21年第4四半期(10~12月)の11.9%増から減少に転じた。同社は、半導体不足の継続と新型コロナウイルス感染防止のための規制強化が影響したと説明している。


■リンカーンが0.8%増

各ブランドの販売台数は、リンカーンが0.8%増の1万9400台で、第1四半期としては過去最高を記録。フォードブランドの乗用車販売は17.3%減の4万6700台だった。

3月に発売されたリンカーンのセダンの新型「ゼファー(Zephyr)」の受注は5600台を超えた。フォードのセダン「モンデオ」の新モデルは3月18日の先行販売以来、約1万台を受注。フォードのスポーツタイプ多目的車(SUV)「イクエーター」は3月28日の発売以来、5000台以上を受注したという。

■商用車は27.1%減

フォードと同社が出資する商用車メーカーの江鈴汽車(JMC)の商用車販売は27.1%減の5万1000台となったが、中国の商用車市場の減少率31.7%よりは落ち込みが小さかった。

2022/4/15

 

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