次世代のスイッチト・リラクタンス・モーター(SRM)、電気推進、電動パワートレインを開発するカナダ企業のエネディム(Enedym)は21日、インドの自動車部品大手のソナ・コムスター(ソナBLWプリシジョン・フォージングス)と磁石レスのEV(電気自動車)モーターの開発で戦略的提携を締結したと発表した。


両社は出力10キロワット(kW)以上の電動の三輪車と二輪車、出力20kW以上の貨物輸送用の電動四輪車を対象に、インドの道路状況と使用条件に適したSRM駆動プラットフォームを開発する。エネディムのSRMドライブ技術は、永久磁石などのレアアース(希土類)が不要で、高性能、高出力密度、高効率が特長とされる。

■2023年に量産開始へ

エネディムはまた、SRM技術をソナ・コムスターにライセンス供与。ソナ・コムスターは対象車両向けに駆動モーター、コントローラー、ドライブトレインをインドで独占的に製造することが可能になる。これらのシステムの量産は、2023年に開始する見通し。

2022/4/22

 

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