日本ゼオンは27日、タイ子会社ゼオン・ケミカルズ・アジア(ZCA)の中部ラヨン県の生産拠点内にリチウムイオン電池材料の生産設備を建設すると発表した。電池材料事業の主力製品である電池バインダーを生産する。2024年中の稼働を予定する。

日本ゼオンは中期経営計画の全社戦略のなかで高機能樹脂と電池材料の強化を目指しており、今回の生産能力増強はその一環。近年の電気自動車(EV)の急速な普及に伴う国内外からの需要の高まりに対応するため、新たに海外拠点での生産を決定した。

2022/4/28

 

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