自動車部品大手の米ボルグワーナーは9日、中国の大手EV(電気自動車)ブランド向けに高電圧ヘアピン(HVH)電気モーターを供給すると発表した。同ブランドの第2世代の800ボルト(V)駆動システム用プラットフォームに採用される。同プラットフォームを搭載したEVは2023年10月に量産を開始する予定。供給先のEVブランド名は公表していない。


■ピーク効率96%以上

ボルグワーナーの800V油冷式電気モーターはモーターアセンブリーまたはステーターとローターのサブアセンブリーとして納入可能。96%以上のピーク効率を実現し、特許取得済みのHVHステーター巻線技術と内蔵型永久磁石式ローターを採用。エネルギー効率と環境に配慮しつつ、優れた騒音・振動・ハーシュネス(NVH)性能や、同種の他社製品と比較して最大4%高い出力・トルク密度を特長とする。

また、運転中にブレーキを踏んだり下り坂にさしかかると、モーターが機械エネルギーを電気エネルギーに変換し、インバーターを介してバッテリーを充電する。

2022/5/10

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する