現代自動車は9日、米カリフォルニア州ロングビーチで同日開幕したアドバンスト・クリーン・トランスポーテーション(ACT)エキスポで、「クラス8」の大型の燃料電池(FC)トラック「XCIENT Fuel Cell」を来年、同州オークランド港に30台配備し、FCトラックを通じて米国の商用車市場への進出を強化する計画を明らかにした。

同社と米交通環境センター(CTE)などが展開する「NorCAL ZERO」プロジェクトは昨年7月、カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)などから約3000万米ドルの助成金の交付を受け、同州にクラス8のFCトラック30台を納入すると発表していた。現代自は2020年10月からスイスの顧客向けにXCIENT Fuel Cellの納入を開始。4月30日時点で累計350万キロメートルの走行を記録している。

現代自はACTエキスポの訪問者向けにXCIENT Fuel Cellの試乗プログラム「Ride & Drive」を実施すると発表した。同エキスポは11日まで開催される。

2022/5/11

 

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