スウェーデンの商用車大手ボルボは17日、ベルギー北部のオースト=フランデレン州ヘント(Ghent)市で電池パックを製造する新工場を開所したと発表した。サムスンSDIから調達した電池セルや電池モジュールをボルボの商用車に搭載できる電池パックに組立生産する。

ボルボは今年の第3四半期(7~9月)中にトラックの「FH」と「FM」、「FMX」の電気自動車(EV)の量産を開始する予定。ヘントの電池パック工場では、これら3モデル向けの電池パックを製造する。ただし、同工場への投資額や生産能力、新規雇用創出などについては言及していない。

■電池パックの搭載量は顧客が選択

1台のEVトラックには最大6個の電池パックを搭載することが可能で、電池パック1個の蓄電容量は90キロワット時(kWh)。6個で最大540kWhとなる。FHやFM、FMXの顧客はそれぞれが必要とする航続距離や荷室容量に合わせて電池パックの搭載量を選ぶことが可能となる。

2022/5/18

 

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