日立ソリューションズは19日、V2X(車車間・路車間)の無線通信に用いられる同社の通信ミドルウエア基盤「V2X Middleware Platform」を中国のITS(高度道路交通システム)標準規格に対応させ、20日から販売を開始すると発表した。これにより、政府主導でV2X市場の拡大が見込まれる中国を含め、欧州と米国、日本のITS標準規格に対応する。


V2X Middleware Platformは、コネクテッドカーの位置や速度、制御などの車両情報や、周辺の標識や路側センサーなどから得た道路インフラの情報を、無線通信によって車両間で相互に交換して運転支援につなげるアプリケーション開発を支援する。

自動車部品メーカーや無線通信機器メーカーをはじめとする企業は、世界の規格に対応するV2X Middleware Platformを利用することで、各規格による差異を最小化したV2X/C2Xアプリケーションを開発し、グローバル市場に展開することが可能になるとしている。

2022/5/20

 

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