米国のロボット業界団体である先進オートメーション協会(A3)は5月31日、2022年第1四半期(1~3月)の北米域内のロボット導入台数が1四半期としては過去最多の1万1595台に達したと発表した。前年同期比では28%の増加となる。

北米域内のロボットの売上高は1~3月に6億4600万米ドルとなり、前年同期比で43%の増加となった。主力市場である自動車産業だけでなく、金属や樹脂、ゴムなどの素材産業、半導体やエレクトロニクス、食品と日用品、製薬とバイオなど幅広い産業でロボット需要が拡大した。特に米国での労働力不足が背景にあるとみられている。

自動車産業向けの1~3月のロボット出荷台数は5476台、非自動車産業向けは6122台だった。自動車産業向けのうち自動車メーカー向けは15%増、自動車部品メーカー向けは22%増といずれも2けた増を記録している。

2022/6/1

 

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