ブラジル自動車工業会(ANFAVEA)が7日発表した2022年5月の同国の自動車生産台数(乗用車、小型商用車、トラック、バス)は前年同月比6.8%増の20万5916台と5カ月ぶりに増加に転じた。前月比では10.7%増だった。1~5月の累計生産は前年同期比9.5%減の88万8091台となった。

■乗用車が5カ月ぶり増加

5月の生産の内訳は、乗用車が前年同月比12.7%増の15万9834台と5カ月ぶりに増加。小型商用車(LCV)が17.9%減の2万9122台と2カ月ぶりに減少した。トラックは0.3%増の1万3947台、バスは82.2%増の3013台で、ともに2カ月ぶりに増加した。

■国内新車販売は10カ月連続の減少

5月のブラジル国内の新車登録台数は0.9%減の18万7064台と10カ月連続で減少した。前月比では27%増だった。1~5月の累計販売は17%減の73万9974台となった。

5月の新車登録台数の内訳は、乗用車が前年同月比2.3%減の13万9483台と11カ月連続で減少。LCVは8.7%増の3万5731台と9カ月ぶりに増加した。トラックが9.6%減の1万394台と3カ月連続で減少。バスは9.2%減の1456台と2カ月連続で減少した。

■自動車輸出は6カ月連続の増加

5月の完成車の輸出台数は前年同月比24.6%増の4万6069台と6カ月連続で増加した。1~5月の累計輸出は19.4%増の19万8945台となった。

5月の輸出の内訳は、乗用車が25.7%増の3万7239台と6カ月連続で増加。LCVが18.9%増の6144台と5カ月連続で増加した。トラックは25.9%増の2263台と3カ月連続で増加。バスは9.9%増の423台と2カ月ぶりに増加した。



2022/6/9

 

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