自動車部品大手の仏ヴァレオは28日、BMWグループが2025年に発売予定の次世代EV(電気自動車)「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」シリーズの車両向けに、すべての先進運転支援システム(ADAS)センサーからのあらゆるデータフローを管理できるADASドメインコントローラーを開発、製造すると発表した。

■クアルコムのSoC搭載

運転支援の全機能は、半導体大手の米クアルコムのシステムオンチップ(SoC)「Snapdragon」を搭載したヴァレオのADASドメインコントローラーによってホスト・処理。ADASドメインコントローラーは、低速運転用のヴァレオのソフトウエアプラットフォームと、自動運転用のBMWとクアルコムのソフトウエア・アセットをホストする。

■車両の周囲や車内の状況をリアルタイムでマッピング

市場で最もパワフルな車載用プロセッサー群を搭載した同システムは、ヴァレオとBMW、クアルコムが開発し、車両の周囲や車内の状況をリアルタイムでマッピングして理解することが可能。新機能とアップグレードは、車のライフサイクルを通して追加される。

BMWのノイエ・クラッセには、ヴァレオの次世代超音波センサー、フルセットのサラウンドビューカメラ、新しい多機能インテリアカメラも搭載されるという。

2022/6/29

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する