ダイキン工業は5日、次世代のリチウムイオン電池を開発する米国のスタートアップ企業、テラワット・テクノロジー(TeraWatt Technology、本社:カリフォルニア州サンタクララ)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資したと発表した。電池材料の用途開発を加速するのが狙い。出資額は公表していない。

■EV航続距離延長につながる技術を開発

テラワットは高エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池の研究開発(R&D)を行い、電気自動車(EV)の航続距離の延長、ドローンの積載量増加と飛行時間の延伸、電動垂直離着陸機(eVTOL)などの新たな用途への適用を目指している。

ダイキン工業はリチウムイオン電池材料の用途開発や電池技術力の強化を目的に、テラワットとの協業に取り組んできた。今回の出資により電池技術力の強化を図り、電池材料の新商品開発やグローバルでの用途開発を加速する。

テラワットは2000年に最高経営責任者(CEO)を務める緒方健氏らが設立。神奈川県横浜市に日本法人を置いている。

2022/7/6

 

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