ドイツの自動車部品大手ZFはこのほど、監査役会が取締役会会長兼最高経営責任者(CEO)にホルガー・クライン氏(52)を任命したと発表した。ウォルフヘニング・シャイダー現CEOの後任として、2023年1月1日付で就任する予定だ。


■米TRWの買収を主導

クライン氏は、経営コンサルティングのマッキンゼーから2014年にZFに移籍。15年から自動車部品大手の米TRWオートモーティブの買収とその統合を主導し、17年にはカー・シャシー・テクノロジー事業部の責任者としてZFの「Next Generation Mobility (次世代のモビリティ)」戦略の下、製品群を再構築した。18年からはZFの取締役会のメンバーとして、上海市を拠点にアジア太平洋地域とインド地域を主導することに加え、カー・シャシー・テクノロジー事業部やアフターマーケット事業部、生産部門を担当している。

■CFOも年内退職

最高財務責任者(CFO)のコンスタンチン・ザウアー氏は今年末までに退職する。後任は監査役会によって近く任命される予定という。

2022/7/15

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する