米ミシガン州経済開発公社(MEDC)は26日、自動車部品大手の米ジェンテックス(Gentex)が同州ジーランド(Zeeland)市にある本社工場と周辺施設に今後3年間で総額3億米ドルを投資することを決定したと発表した。新規雇用創出は500人とされる。

今回の投資では本社工場内にハイテク生産設備を備える新棟を建設するほか、近隣でも流通センターを建設する。本社工場の既存施設の拡張も行う方針だ。

同社の主力製品は防眩ミラーや車載カメラ、ディスプレーなど先進運転支援システム(ADAS)関連部品などで、2021年の売上高は前年比3%増の17億3000万米ドルだった。ミシガン州内だけで5000人以上を雇用している。

MEDCやジーランド市など地元当局はジェンテックスに対し、投資や雇用などの実績に応じて550万米ドルの助成金を交付するほか、税制優遇なども適用する方針だ。

2022/7/28

 

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