ドイツの自動車部品大手エバスペヒャー(Eberspaecher)はこのほど、子会社のPurem by Eberspacherが米ケンタッキー州ルイビルで建設を進めていた新工場を開所したと発表した。11月からディーゼルエンジン車用の排ガス後処理システムの生産を開始し、北米の大手自動車メーカー向けに供給する。供給先の企業名は公表していない。

新工場の面積は18万平方フィート(約1万6720平方メートル)超で、約250人の新規雇用を創出する見込み。将来的にはディーゼル車のピックアップトラック用の触媒コンバーターや微粒子捕集フィルター、コンプリートフューエルシステムなど、年間で最大100万個の部品を生産することを目指す。

新工場はPuremにとって米国で7カ所目の拠点で、自動溶接セル36台や溶接ロボット60台を含む最新技術が導入される。同社は米国のほか、メキシコ北部コアウイラ州ラモス・アリスペとブラジル南東部サンパウロ州ソロカバ(Sorocaba)に工場を保有している。

2022/8/1

 

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