南アフリカ自動車工業会（ＮＡＡＭＳＡ）が発表した2022年７月の新車販売台数（乗用車、商用車）は前年同月比30.9％増の４万3593台と７カ月連続で増加した。１～７月の累計販売台数は前年同期比13.9％増の29万7133台となった。

■乗用車が急伸

７月の車種別の新車販売は、乗用車が50.2％増の３万1455台と２けた増を続け、小型商用車（ＬＣＶ）が6.9％減の9547台と５カ月連続で減少した。中型商用車（ＭＣＶ）は33％増の790台と３カ月連続で増加。大型商用車（ＨＣＶ）は21.7％増の471台で、超大型商用車（ＸＣＶ）が18.7％増の1281台と３カ月連続で増加した。バスは14％減の49台だった。

メーカー別の国内販売台数（乗用車、商用車）は、首位のトヨタ自動車が7110台、２位のフォルクスワーゲン（ＶＷ）が6204台。３位のスズキが4734台、４位の現代自動車が2 965台だった。日産自動車は2625台で６位から５位に、ルノーは2552台で７位から６位に、それぞれ上昇。フォード・モーターは2473台で５位から７位に後退した。起亜が2087台で３カ月連続の８位。いすゞ自動車が1951台で10位から９位に、ＢＭＷが1512台で11位から10位に、それぞれ上昇した。

■自動車輸出が177.7％増

７月の南アの自動車輸出台数は177.7％増の３万1242台と急伸し、２カ月連続で増加した。比較となる昨年７月はダーバンやポートエリザベス、ケープタウンなどの港湾の管理システムがサイバー攻撃を受けたために輸出が停止し、輸出台数は33.1％減少していた。

７月は乗用車の輸出が577.2％増の２万3479台と前月に続いて増加し、ＬＣＶの輸出が6.9％減の7670台と３カ月連続で減少した。１～７月の自動車の累計輸出は2.5％増の19万6945台となった。



2022/8/4