自動車アンテナメーカーのヨコオ(本社:東京都北区)は4日、フィリピン子会社YOKOWO MANUFACTURING OF THE PHILIPPINES(YMP)が北部ルソン島のバターン州エルモサ(Hermosa)エコゾーン工業団地に開設した工場の開所式を7月28日に開催したと発表した。車載通信機器製品を製造する。


YMPの工場はすでに稼働を開始しており、まずは車載通信機器用の中継コードを生産。今後は生産設備の増強を行い、2025年度から車載通信用の各種アンテナの生産を開始する予定という。

■中・越・比の3拠点体制に

YMPは2020年8月、ヨコオの100%出資で設立した。ヨコオの連結売上高の約6割を占める車載通信機器事業はこれまで、中国の生産子会社の東莞友華汽車配件とベトナム生産子会社のヨコオ・ベトナムが主要製品の製造を行っている。同社は今後の需要増への対応と主要顧客のグローバル展開に対応したサプライチェーンのさらなる重層化を主な目的とし、3つ目の主要拠点としてフィリピンに生産子会社を設立した。

2022/8/5

 

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