インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)が5日発表した2022年4~6月期の連結決算は、売上高が48%増の前年同期比2841億2000万ルピー(約4835億円)、純利益が364%増の219億5000万ルピー(約373億5000万円)だった。乗用車の販売台数が74%増の14万9803台と急増した。ロイター通信が伝えた。


■SUV販売が利益押し上げ

同社は、人気のスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売が急増し、利益を押し上げたと説明。同社の自動車の需要は生産能力を上回っていると述べている。特に新型SUV「スコーピオN(Scorpio-N)」の販売が好調で、予約開始から30分以内に10万台以上を受注したという。同モデルの現在の生産能力は月間で約6000台としている。

M&Mは半導体不足も緩和されつつあると説明。同社は現在、複数の地域から半導体を調達しており、現時点では台湾の地政学的リスクによる供給の混乱もないという。

2022/8/8

 

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