米テネシー州政府は30日、韓国のタイヤ大手ハンコック・タイヤが同州クラークスビルにある既存工場の生産能力を増強することを決定したと発表した。これまでの乗用車・ライトトラック(PC/LT)用タイヤに加えてトラック・バス用ラジアル(TBR)タイヤも生産する方針だ。


同工場は2017年の開所で、現在の生産能力はPC/LT用タイヤが年間550万本となっている。開所時に発表していた2期工事も進めている段階で、完工後は1100万本に増えることになっている。

■3期では6.12億ドルで新棟を増設

今回の3期工事ではTBRの年産能力が100万本で、新規雇用創出が397人となる見込み。3期工事では床面積200万平方フィート(約18万5800平方メートル)の新棟を建設する。3期工事の投資額は6億1200万米ドルで、2期との合計では16億米ドルに上る。

3期工事は2023年の上半期(1~6月)中に起工する。2024年の第4四半期(10~12月)中に一部の生産を開始し、2026年の上半期中に2期工事と合わせてフル稼働に達する予定。フル稼働時の年産能力はPC/LT用が1100万本、TBRが100万本の計1200万本となる見通しだ。

2022/8/30

 

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