サウジアラビアのサウジ基礎産業公社(SABIC)は8月31日、性能要件が厳しい自動車のエンジン回りや外装・内装部品に向けて、優れた性能と加工性を提供するガラス短繊維強化ポリプロピレン(PP)コンパウンド「G3430X」と「G3440X」を発表した。


これら2つのPPコンパウンドは流動性、引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率で、標準的なガラス短繊維強化材料を上回る高性能を発揮する。各種パーツの装着や支持に用いるブラケット、シート構造物、センターコンソールなど自動車構造部品の成形に適した材料で、最終製品の性能強化に寄与。高い流動性によって成形部品の薄肉化が可能なため、より軽量な部品を設計することができるとしている。

いずれのPPコンパウンドも黒色とナチュラル色のほか、カスタム色が利用可能という。

2022/9/2

 

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