丸紅は6日、米国の自動車ディーラー大手のLithia & Driveway(LAD)と、北米における商用車フリートマネジメント事業への共同参画、丸紅が展開する自動車関連事業との取引拡大、電気自動車(EV)分野の新規事業開発について戦略的提携に関する覚書を締結したと発表した。

LADは1946年の設立で、米国の自動車ディーラーとして最大規模の販売・サービス拠点網(25州278拠点)を持ち、新車の販売とファイナンスから、メンテナンス・修理、中古車の買取・販売まで、自動車のライフサイクル全体にわたるサービスを提供している。

米国では自動車の電動化や自動運転などの技術革新、シェアリングなどにより、車両の保有から利用へのシフトが進んでいる。企業部門でもユーザー企業に代わり車両保有・管理の役割を担う商用車フリートマネジメント事業の重要性が高まることが見込まれている。

■カナダのグループ会社の米事業拡大を支援

丸紅は今回の提携を通じ、カナダを中心に企業向け商用車リース・レンタル事業を展開するグループ企業であるTDFグループの米国事業拡大をLADとともに支援。さらに、丸紅が運営し、米国南部を中心にアフターマーケット向け自動車部品販売事業を行うXLパーツ、TPHホールディングスのLADとの部品取引拡大を推進する。

2022/9/7

 

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