中国の浙江吉利控股集団の傘下にあるマレーシアの国民車メーカーのプロトンは9日、電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)を販売するための新会社を設立したと発表した。当面は充電インフラの構築に重点を置き、2023年の第4四半期(10~12月)中に最初のモデルを発売するとしている。

新会社の商号は「プロトン・ニューエナジー・テクノロジー(PRO-NET)」で、プロトンが全額出資した。EVの販売だけでなく、充電インフラの構築とメンテナンスなども担う。マレーシア国内全土でEVの充電を容易にすることを目指すとしており、移動可能な充電ソリューションの提供も検討する。

■吉利ベンツ合弁のスマート車も販売

プロトンブランド車だけでなく、吉利集団と独メルセデス・ベンツ・グループのEV合弁会社の智馬達汽車(スマート・オートモービル)の車両の販売も行う。23年に発売する最初のモデルもスマートブランド車となる見通しだ。

2022/9/12

 

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