ブリヂストンは26日、米州グループ会社のブリヂストン・アメリカス(BSAM)が、すり減ったタイヤを再利用するために表面(トレッド)のゴムを貼り替えるリトレッド事業の成長を加速させるため、トラック・バス用タイヤのリトレッド用部材を生産する米テキサス州アビレーン工場の生産能力を増強すると発表した。総投資額は6000万米ドル。生産スペースの拡張と設備増設は2025年1月までに完了する見込みで、これにより同工場の生産能力が16%増加する。


ブリヂストンはリトレッドを中核としたトラック・バス用タイヤ向けタイヤセントリックソリューション事業の強化をグローバルで推進している。中心となる米国では米州グループ会社のバンダグを通じて高品質なリトレッドタイヤを多くの運送事業者に提供。全米をカバーするサービス拠点と連携し、ソリューションの基盤を築いている。BSAMのアビレーン工場は1971年の設立で、約200人を雇用している。

2022/9/27

 

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